高齢者の骨折

高齢者の骨折予防

高齢者のかたの大部分は骨がもろくなっている骨そしょう症の状態です。とくに女性のかたは、閉経後に骨の脆弱性が進み、ちょっとしたことで骨折しやすい状態と考えられます。

 

骨折の予防は、すなわち転倒の予防と言い換えることもできるほどで、転倒により骨折し入院と手術が必要となることがしばしばあります。

 

歩行するときは、杖を使ったりシルバーカーを使うなどの対策が必要です。また、生活洋式を洋風にする(食事はテーブル腰かけ、トイレは洋式)ことも重要です。食事も普段からカルシウム含量が多いものを摂るように心がけるとよいでしょう。

 

最近は町の検診で骨粗鬆症の検査も行っているようなので、受けることをお勧めします。骨粗鬆症と判定されるようなら、整形外科に受診するとよいでしょう。

 

骨粗鬆症について

骨がもろくなり、骨折しやすい状態を骨粗鬆症といいます。

 

原因は、加齢により、また内分泌の機能低下などでおこり、特に女性に多い傾向にあります。また内蔵疾患によって骨粗鬆症になりますが、その場合は続発性骨粗鬆症といいます。

 

骨粗鬆症は予防が重要で、普段からカルシウムを多く含む食品をとったり、適度な運動が有効です。

 

最近では、骨粗鬆症に有効な薬剤が出てきていますので、町の検診などで骨粗鬆症であると判定されるようなら、整形外科を受診しましょう。