院長のあいさつ
令和２年１月１日に病院長を拝命し、２年が経過しました。就任早々に新型コロナウイルスが世界各国で猛威を振るい始め、今もなお多くの人びとの命を奪っています。ワクチン接種も順調に進み、徐々に落ち着きを取り戻しつつありますが、亡くなられた方々、大切なご家族やご友人を失われた方もおられるかと思います。心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、感染され現在もウイルスと闘っておられる患者さんには心よりお見舞い申し上げます。また、この間にわたくしたち医療従事者に対しまして、皆さまから多数の暖かいご支援ご声援をいただき、心より厚くお礼申し上げます。
今、医療機関は新型コロナウイルスと闘い、国民と社会活動を守る砦として、地域の皆さまから大きな期待を寄せられています。当然、我々も保健所や近隣の医療機関と連携し、その一役を担っています。PCR検査数を増やす為、県内でもいち早く開設された鹿行PCR検査センターへは立ち上げ当初から医師・看護師を派遣してまいりました。効果的な治療薬の早期供給が待たれますが、今後、新型コロナウイルスを踏まえた新しい日常、新しい診療を模索しながら、ウイルスとの共存を考えた取り組みが必要になってくるでしょう。
また、当院に受診される方々には新型コロナウイルス感染疑いの方々と導線をわけ安心して一般診療を受けていただくよう、職員総出で体制作りをしております。発熱等の風邪症状で新型コロナウイルス感染が疑われる患者さんには予めお電話を入れていただき、来院する方には全員、病院入り口での検温、手指消毒、院内でのマスクの着用にご協力いただけるようお願いしております。
外来診療に特化した運営形態に移行し、きめ細やかな診療体制が維持できるよう努めてまいりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
引き続き皆様方の温かいご支援、ご指導をよろしくお願いいたします。
土浦協同病院 なめがた地域医療センター 病院長 清水 純一