脳ドッグのご案内
脳ドックは“脳の健康診断”です。脳、および脳血管、頚部血管の病的変化を早期に発見し、脳の病気、特に脳卒中の発症を予防することを目的としています。今では、コンピューターを駆使した高性能MR装置(磁気共鳴画像診断装置)などを使うことによって、痛みや危険がなく検査することができます。
最新の機器を使った脳ドックは当院でも受けることができます。超音波検査、MRI(磁気共鳴画像診断)、MRA(磁気共鳴脳血管撮影)などを行い、頚部や脳の血管、脳実質を調べます。
以下に診断が可能である主な病気をあげます。
① 未破裂脳動脈瘤
脳動脈の一部が膨らんだものが脳動脈瘤であり、破裂するとクモ膜下出血となります。
② 無症候性脳梗塞
脳の動脈の血流が悪くなることで起こる病気が脳梗塞です。そのうち、症状が現れていないものを無症候性脳梗塞といい、脳卒中の危険因子(発症の大きな要因)となります。
③ 大脳白質病変
加齢に伴う脳の変化ですが、脳の虚血(血流不足)と関係があるとされています。高度な変化は脳卒中、認知障害の危険因子となります。
④ 脳動脈、頚部動脈の狭窄・閉塞
脳に血液を送る動脈が狭くなったり、詰まったりしている状態です。脳の血流が悪くなるため、脳梗塞の原因となり得ます。
⑤ その他
まれに、脳動静脈奇形・もやもや病(ともに脳出血の原因となります)、脳腫瘍、先天奇形、頭部外傷の痕跡などが発見されることがあります。
人間ドックのご利用について
検査日・時間 | 毎週 木、金曜日。午前8時30分~11時30分 |
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検査料金 | 28,350 円(税込み) |
検査項目 | 身体測定・血圧測定・MRI(磁気共鳴画像診断)・MRA(磁気共鳴脳血管撮影)・頚動脈超音波検査 |
無症候性脳梗塞
未破裂脳動脈瘤